こんにちは。よーつんです。
お庭にも、道端にもたくさん生えている「スギナ」。
「スギナ」って何?という方でも、これはどこかで見たことありませんか?
この毛がボーボーとしているような草、これが「スギナ」です。
とんでもない繁殖力でお庭の邪魔者扱いされることが多いですが、この「スギナ」は「HORSETAIL(ホーステール)」と呼ばれる立派なハーブなんです。
ハーブなので、もちろん食べることもできるし、お茶にして飲むことも可能です。
しかも野菜とは比べ物にならないくらいミネラルが豊富!
雑草として駆除してしまうなんてもったいない!
スギナのすごさを知れば、あなたの庭も今から宝の庭に大・変・身!
続きを読む: お庭の「スギナ」 それ雑草じゃないですよスギナとは
トクサ科の一種で、日当たりの良い酸性のやせた土地を好み群生する多年草です。
草の形が杉に似ていることから杉菜と名がついたという説があります。
また、形状が馬の尻尾に似ていることからHORSETAIL(ホーステール)とも呼ばれています。
一つの地下茎から地上へ別々に出る胞子茎(=ツクシ)と栄養茎(=スギナ)があり、ツクシが枯れた後にスギナが出てきます。
ちなみに漢方の「問荊(モンケイ)」は、このスギナを5~7月に全草採取し、水洗いしてから天日で乾燥させたものなんです。
栄養素と効能
スギナにはケイ素、葉緑素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどが豊富に含まれています。
ですので、血液循環、利尿効果、活性酸素の除去、むくみ解消、アンチエイジング、爪や歯などを含む骨の強化、白髪防止などに効果があるとされています。
また、外用としてはかゆみ・かぶれの改善にも効果が期待できます。
しかし、ビタミンB1を壊すチアミナーゼという成分と、ニコチンやアルカロイドが含まれていることから、大量摂取は危険です。
1日の摂取量としては、スギナ茶であればカップ1杯で十分ですが、初めて摂取する場合は、体調をみながら、少量から試してみるのがおすすめです。
食べ方
除草剤や農薬のかかっていないもの、またなるべく沿道から離れているものを採取してくださいね。
- 採取後水でよく洗う
- 天日干しで乾燥させる
- 炒る
お浸しや天ぷらとして食べる場合は①のみの処理で良いです。
お茶やふりかけとして利用する場合は②まで。
場合によっては葉だけにしたり、ミキサーにかけて粉末にしたりします。
②で食べるには青臭くて食べにくいという場合は③まで処理します。
また、お浸しや天ぷらなど、そのまま食べるものは、できるだけ葉が開ききっていない若いものを選んで採取すると良いですよ。
ネット上にはスギナレシピがたくさんあるので、是非参考にしてみてください。
食べる以外の使い方
苦みがあって食べたくないという方でも、食べる以外でのスギナの利用方法もあります。
煮だしたスギナのエキスを入浴剤の代わりにお風呂に入れたり、シャンプーのあとのリンス代わりに髪にかけたり、お手製化粧水を作るときに入れたり、食べる以外でも活用方法がたくさんあります。
私のおすすめはスギナリンス。
高級トリートメントなんか使わなくても、つるつるスベスベの髪になります(^_-)-☆
さて、どうでしたか?
スギナのすごさ、伝わりましたか?
お庭や畑に生えているスギナ。是非活用してみてください。
きっと、あなたのお庭や畑が「宝であふれかえっていた」ことを実感できるでしょう✨